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総合型選抜(旧AO入試)と学校推薦型選抜を徹底解説!

香川県の丸亀市と坂出市にある学習塾、高野塾です。

今日のテーマは

【AO入試/推薦入試がなくなる? 】

2021年より入試区分が変化し

AO入試→総合型選抜

推薦入試→学校推薦型選抜

へと形を変えました。

まず総合型選抜と学校推薦型選抜について簡単に説明します。

総合型選抜(旧:AO入試)は大学の「求める学生像」に合った人物を選抜する入試です。現在、私立大学の8割以上が総合型選抜を実施しています。

選考方法は大学によってさまざまで、書類審査、小論文、面接、学力試験などさまざまな方法があり学びや入学への意欲が重要視されます。

!そしてここがポイント!

総合型選抜は、学校からの推薦状が不要です。学校の推薦がなくても自分の意思で出願することができます。

一方、学校推薦型選抜は高校での実績や取り組み、受験生の個性や意欲をもとに採用する選抜で、学校推薦型選抜の多くは学校長の推薦が必要です!

ここが総合型選抜と大きく異なる点ですね。

学業成績、スポーツ実績、課外活動実績など大学が設定した一定水準が求められます。

次に入試区分の変化による変更点について紹介します。主な変更点は4つ。

★一つ目

すべての選抜で、学力を重視するようになりました。

これまでのAO入試・推薦入試では、学科試験に重きをおかず、書類や面接など試験以外の評価が選考基準でした。しかし2020年 文部科学省より以下の①②のうち、少なくとも1つを選抜に活用するよう大学に指示が出されました。

①各大学が実施する評価方法(小論文、プレゼン、面接、各教科・科目のテスト、資格・検定試験の成績など)

②入学共通テスト

つまり一定の基礎学力をはかる大学が増えています。これからは大学にあったそれ相応の学力が無ければ進学はむずかしいです。「部活だけやってれば合格できたよ~」という先輩の甘い言葉には惑わされないようにしましょう。

★二つ目

出願書類(調査書・志望書・資料等)を積極的に活用するようになりました。一般入試を含め「調査書」(高校での成績や活動の記録)を合否判定に積極的に活用する傾向にあります。1年生のうちから活動記録をつけたり、活動を通して感じたことや学んだことも記録しておくと入試で役立つかもしれないですね!

★三つ目

学力試験で記述式を推奨するようになった。

これは一般試験においても同様のことが言えます。

最近『学力の3要素』ってよく耳にしませんか?「知識・技能」「思考⼒・判断⼒・表現⼒」「主体性・多様性・協働性」の3つです。

全然3つやないやん!って思いますけど笑

入試でもこのような真の学力が問われるようになっています。

★四つ目

入試の実施時期が後ろ倒しになった。

〘 総合型選抜 〙

出願時期 8月→9月以降

合格発表 10~12月→11月以降

〘 学校推薦型選抜 〙

出願時期 6~8月→ 11月

合格発表 11~12月→ 12月以降

合格発表が早いために合格後の勉強がおろそかになってしまう人が多く、その結果スケジュールが後ろ倒しになったんですね。

以上の4つが大きな変更点でした!

今回の内容はもりもり沢山でした。

ここまで読んでくれた人、ありがとうございます。

入試に向けての準備は、高校3年生になってから本格的にスタートします。ただし、推薦入試を受験するかどうかは高校2年生の冬までに決めておくのがおすすめ!

高校2年生のうちに、志望校にどのような推薦入試があるのかを調べ、担任や進路担当の先生に相談しておくと安心ですね。

共通テストだけでなく、推薦入試でも入試改革が進んでいるため受験生のみなさんは大変だと思います。でも大変な受験を経験したからこそ得られるものはたくさんあります。

今日も頑張っていきましょう!

では、今日はここまで!

最後まで読んでくれたあなた!

ありがとうございます^^